天気予報で必ずといっていいほど用いられる天気記号。天気記号は小学校で習うため、覚えている人もいるでしょう。
しかしなかには「忘れてしまった」「どんな意味があるのかわからない」といった声も少なくありません。
本記事では、天気記号について解説します。天気記号の役割・意味なども含めて網羅的に紹介するので、参考にしてください。
天気記号とは?その役割と基本知識

天気記号とは、天気図に観測結果を記入する際に用いられるシンボルのことです。
天気記号を読み解くことで、その地域の天気の状態・変化などをひと目で把握できます。
天気図に登場する主な記号とは
天気図に登場する天気記号は、空の状況・気象現象をシンプルに表現するためのものです。
この記号は大きく以下の種類に分類されます。
- 天気
- 高気圧・低気圧・台風
- 前線(温暖・寒冷・停滞など)
- 等圧線
- 風向・風速
「1」に「2」以降のものを組み合わせて天気の変化が読み取れる天気図を作成します。
なお「1.天気」については、天気記号の種類と意味の見出しで主な記号を紹介するので、そちらもあわせて参考にしてください。
天気記号が使われる場面とは
天気記号は主に以下のような場面で活用されることが多いでしょう。
上記以外では、天気予報士同士が天気の情報をやり取りする際にも用いられることがあります。

天気図・気象観測はテレビなどで見たことがある人もいるかもしれませんね。

航空や航海にも天気記号は使われているんだね。
天気記号はさまざまな場面・状況で用いられる重要な天気ツールといえるでしょう。
天気記号の種類と意味を徹底解説!

天気図で用いられる天気記号の種類と意味を紹介します。
晴れ・曇り・雨などの基本記号
天気記号のなかでも主だった種類とその意味は、以下の通りです。
種類 | 記号の解説 | 概要 |
---|---|---|
快晴 | 円のなかに何も書かれていない | 雲がほとんどなく、澄み切った青空 |
晴れ | 円のなかに縦棒が一本描かれている | 雲が多少あるものの、日差しが充分感じられる天気 |
曇り | 円のなかに、もう一つ小さな円がある | 空全体が雲に覆われている状態 |
雨 | 円全体が黒く塗りつぶされている | 雨が降っている状態 |
(参考:過去の気象データ検索|気象庁)
注意が必要な記号(雷・雪・霧など)
注意が必要な天気記号を一覧表にしました。
種類 | 記号の解説 | 概要 |
---|---|---|
雷 | 円の下半分が黒く塗りつぶされている | 雨を伴う雷が鳴っている状態 |
雪 | 円のなかに雪の結晶のような形が描かれている | 雪が降っている状態 |
霧 | 円のなかに横三本または黒塗りの円が描かれている | 見通せる距離が1km未満の状態 |
(参考:過去の気象データ検索|気象庁、天気記号の種類|e-気象台)
まとめ
天気記号について解説しました。
天気記号は見た目は単純なシンボルですが、さまざまな情報を伝えてくれています。
本記事で紹介した基本的な記号・注意が必要な記号を参考にして、ぜひ日常生活に役立ててみてください。
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